嘘がつけない K☆R13
嘘がつけないので、正直に書きます。
僕は幼少の頃から頭が良い子でした。ルックスもよく、小学校では成績優秀。
健康だし、芸術的分野にも秀でていました。
あまりにも頭が良すぎるのである日、ふと心配になりました。
ルックスがいいのは仕方がない。でも頭が良いとは言い切れるだろうか?
比較対照が全員バカなだけであって、実は大した事がないのかもしれない。
心配になって進学校に進みました。
僕並に優秀な生徒は多くいたものの、僕より優秀な生徒は、
やはりいませんでした。
何をやっても人より出来るというのはつまらないものです。
何かひとつくらい人より劣ったものが欲しい。そう考えるようになりました。
しかし、持って生まれた頭脳や肉体は変えられません。
長い年月の悩みでした。
ある日テレビを見ていると「古畑任三郎」をやっていました。
古畑さん、頭はいいのに嫌な正確だな。そう思いました。
そして気がついたのです。
頭脳、肉体は変えられなくても性格は変えられる。
僕は古畑さんのように嫌な性格になろうと努力しました。
でも正直なのでボロがすぐに出てしまいます。
人に質問をされたら否定する。これは嫌な性格として効果的です。
たとえば「私のこと嫌いでしょ?」と聞かれたときに否定できれば、
嫌な性格になれると思うのです。
でも僕は正直です。嘘をつけず、素直に「うん。キライ」と答えてしまいます。
なんとか、嘘をつける嫌な性格になりたいのですが、
どうしたらいいでしょうか?
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